2025年度インフルエンザワクチン
10月よりインフルエンザワクチン接種が開始となります。
9月18日より予約も可能となっておりますので、ぜひ接種ご希望の方はご予約ください。
もちろん、当日ご相談いただいても接種可能ですのでご安心ください!
ただ、予約の方は他の条件と合わせてお値引きがあること、また接種のみの時間となっているためスムーズなご対応が可能となっておりますので、ぜひご活用ください。
こちらが今年度の価格となっております
さてインフルエンザワクチンを打とうかどうか迷っている方はぜひ下記を読んでご検討いただけたらと思います。
またコロナワクチンも同時接種可能です。もしコロナワクチンの接種をご希望の場合はぜひお電話にてお遠い合わせください。
インフルエンザワクチンの効果について
毎年冬に流行するインフルエンザは、ただの風邪とは異なり、時に重い合併症を引き起こす感染症です。
発熱や咳、全身の倦怠感などで数日寝込むことも少なくありません。
特に高齢の方や持病をお持ちの方、小さなお子さんでは肺炎や心不全の悪化をきっかけに入院が必要となる場合もあります。
インフルエンザワクチンは、こうしたリスクを減らすために世界的に推奨されている最も有効な予防策の一つです。
ここでは「高リスク群」と「健康な成人」に分けて、その効果をご紹介します。
高リスク群
小児
小さなお子さんは免疫が十分に発達していないため、インフルエンザにかかりやすく、また重症化しやすい特徴があります。
研究によると、インフルエンザワクチンを接種することで小児の発症率は40〜70%程度減少するとされています。(Lancet Infect Dis 2018)
さらに、肺炎や中耳炎といった合併症の頻度も減らす効果が報告されています。
特に保育園や学校など集団生活を送る子どもは、周囲に感染リスクが広がりやすい状況です。自分も広げやすいしもらいやすい。
ですので、本人の予防だけでなく「家族や地域社会を守る」という意味でも接種の意義は大きいといえます。
高齢者
65歳以上の高齢者では、ワクチンによる発症予防効果は若い人に比べるとやや低めで、20〜40%程度とされています。
しかし重要なのは、インフルエンザを契機とした入院や死亡のリスクを減らす効果がはっきりと確認されていることです。
海外の大規模研究では、高齢者に高用量ワクチンを接種した群では標準量と比べてインフルエンザ関連入院が24%減少したと報告されています。(NEJM 2017, JAMA 2020)
日本国内でも、高齢者施設での集団感染がワクチン接種により抑えられた例が複数報告されています。
高齢者は持病を併せ持つことも多いため、インフルエンザが引き金となって肺炎や心不全、脳卒中などが悪化することがあり、ワクチンの「重症化予防効果」は特に重要です。
基礎疾患をお持ちの方
心臓病、慢性の肺疾患(COPDや喘息)、糖尿病、腎疾患、免疫抑制状態などの基礎疾患をお持ちの方は、インフルエンザに感染した際に重症化しやすいことが知られています。
例えば心疾患を持つ患者さんでは、インフルエンザ感染後に心筋梗塞のリスクが急増することが報告されています。
また糖尿病患者では、感染を契機に血糖コントロールが急激に悪化することもあります。
こうした基礎疾患を持つ方々では、ワクチン接種によって入院や死亡のリスクが減少することが国際的な大規模研究でも確認されており、接種の優先度は高いと考えられます。
健康な成人(18〜64歳)
健康な成人にとっても、インフルエンザワクチンは一定の予防効果を持ちます。
メタ解析(研究方法の一つ)によると、健康成人での発症抑制効果は約59%と報告されています。(Cochrane Review 2021)
一方で重症化や死亡のリスクはもともと低いため、個人としての「命を守る」効果は高リスク群に比べて大きくはありません。
研究では「30〜40人が接種すると、その中で1人の発症を防げる」という計算も示されています。
これは決して高い効果ではないかもしれません。しかし、健康な成人が接種する意義は自分自身の重症化を避けるためだけではありません。
仕事や学校を休まずに済むことによる生活への影響軽減に加え、家庭や職場の高齢者や小児に感染を広げないという公衆衛生的な効果が大きな意味を持ちます。
特に子どもや高齢の家族と同居している方にとっては、ワクチン接種は大切な家族を守ることにもつながります。
新型コロナウイルスワクチンについて
新型コロナウイルス(COVID-19)は現在も流行を繰り返しており、最近は「NB.1.8.1(通称ニンバス)」を含むオミクロン系統の亜型が広がっています。
2025年度の接種ワクチンは LP.8.1変異株対応ワクチン(コミナティ、ファイザー製) を採用します。
非臨床試験の結果では、LP.8.1対応ワクチンはJN.1対応型(旧タイプのワクチン)と比較して、NB.1.8.1を含む複数の流行中株(主にオミクロン系統の亜型)に対してより高い中和抗体応答を誘導することが示されています。
つまり、現在流行している変異株に対しても効果が期待できると考えられています。 厚生労働省
新型コロナワクチンの効果は「発症そのものを完全に防ぐ」わけではありません。
しかし、特に 65歳以上の高齢者、心臓や肺の持病をお持ちの方、糖尿病・腎疾患・免疫抑制のある方 においては、重症化・入院・死亡のリスクを大きく減らす ことが国際的にも繰り返し報告されています。
健康な成人にとっても、ワクチンを接種することで発症をある程度防ぐことができ、仕事や学校への影響を減らせるほか、家庭や職場で高齢者や小児へ感染を広げないという公衆衛生的な意味があります。
インフルエンザワクチンと同様に、新型コロナワクチンも「自分を守る」だけでなく「家族や社会を守る」大切な手段です。最新の流行株に合わせた更新ワクチンを、推奨時期に合わせて接種することが重要です。
